私の告白リベンジ!

8.ドキドキ!?体育祭

「何それ?え、惚気(のろけ)?ゴメン、蘭…。私、ちょっと混乱してるみたい。今、何の話を聞かされてるの…?」

あ然とした表情で、目をパチパチとしばたたかせている和歌ちゃんに私は「アハハ…」と苦笑いを浮かべる。

デート翌日の登校日。

私は、和歌ちゃんに呼び出され、放課後、彼女の家を訪れていた。

どうやら、デート報告を昨日ずっと、待っていたらしい彼女は、何も言ってこない私にとうとうしびれを切らしたみたいで…。

【放課後、私の家に集合!異論は認めません…!】

と、朝からチャットにメッセージを送ってきたのだ。

昨日は結局、色々考え込みすぎて和歌ちゃんに連絡するのすっかり忘れてたんだよね…。

「えっと、ごめんね。連絡遅くなっちゃって…。昨日は色々考えることが多くて…」

服のアドバイスとかをもらっていたにもかかわらず、報告が遅れてしまったことに対して、申し訳無さからシュンと肩を落とす私。

「いやいや、そんなことはこの際、もうどうでもいいわ!とにかく、今の話本当なの?」

「う、うん…ま、まぁ。だいたいは…」

必死の形相で私の肩をつかむ和歌ちゃんの圧に、反射的にコクコクと頷いてみせる。

「本当…なんでまだ2人って付き合ってないの…?」とブツブツつぶやく彼女に私はキョトンとした表情を浮かべた。

そんな私の顔を見て、ハァ…と盛大なため息をついた彼女は。

「コホン。とりあえず、今回、ふたりきりで遊びに行ってそれなりにいい雰囲気だった…と。じゃあ、蘭、ここまでくれば次することは…?」

私にそんな問いかけをしてくる。
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