私の告白リベンジ!
ドクン。

ミアちゃんの最後の言葉に、私は小さく目を見開く。

と、同時に2人が言おうとしている本当の意味に気づき、スッと目を細めた。

「……それって、嘉瀬くんのこと言ってるの?」

ポツリとつぶやくように問いかけると、さっきまで笑っていた2人が急にピタリとかたまる。 

そして。

「そうだよ?もちろん、蘭ちゃんがもともと嘉瀬くんと仲良しなのはわかってるけど。友達なら、蘭ちゃんも、葉月ちゃんのこと応援してくれるよね?」

ふふっと優しく微笑んではいるものの、まるで試すかのようなミアちゃんの言い方に私は眉をひそめた。

「…ミアちゃん、私たちだけで、勝手に動くのってどうなのかなって思うよ。それに1番大事なのは葉月ちゃんの気持ちだよね…?葉月ちゃんもそれを望んでるの?」

その言葉に対して、ミアちゃんと南ちゃんが目を見張るのを私は見逃さなかった。

まさか私が反論するなんて夢にも思っていなかったのだろう。

2人の反応にフッと自嘲的な笑みがこぼれた。

きっと、タイムリープ前の私だったら、「友達だから応援するよね?」って2人に詰め寄られたら、何も言えずに受け入れてしまっていたと思う。

でも、柊斗に気持ちを伝えられなかった中学1年生の時の自分に戻るのはもうイヤだから――。
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