離婚前提婚~冷徹ドクターが予想外に溺愛してきます~
エピローグ
花吹雪。
白やピンク、赤の花びらが宙に舞っては落ち、私たちの行く道を彩る。
「おめでとう!」
「おしあわせに!」
道の両サイドに立ったおめかしをした人々の中には、お世話になった師長さんや主任さん、千葉くんもいる。
それぞれ手に持ったかごから、花びらを振り撒く。
道の中央を通るのは白いタキシードの圭吾さんと、ウエディングドレスの私。
「きれいよおお、七海い」
感極まったのか、ハンカチで目を押さえるお母さん。そんなお母さんを支える瑞希は、困ったような顔でこちらに微笑みかけた。
今、私たちは挙式を終えたばかり。
両家の予定を合わせたり式場を探したりしていたら、入籍から半年くらいが経っていた。
たまにはケンカもするけれど、基本的には仲良くしてきた。
私たちは式は身内だけでこじんまりと済ませてもよかったのだけど、圭吾さんのご両親が盛大にやると言ってきかなかった。
白やピンク、赤の花びらが宙に舞っては落ち、私たちの行く道を彩る。
「おめでとう!」
「おしあわせに!」
道の両サイドに立ったおめかしをした人々の中には、お世話になった師長さんや主任さん、千葉くんもいる。
それぞれ手に持ったかごから、花びらを振り撒く。
道の中央を通るのは白いタキシードの圭吾さんと、ウエディングドレスの私。
「きれいよおお、七海い」
感極まったのか、ハンカチで目を押さえるお母さん。そんなお母さんを支える瑞希は、困ったような顔でこちらに微笑みかけた。
今、私たちは挙式を終えたばかり。
両家の予定を合わせたり式場を探したりしていたら、入籍から半年くらいが経っていた。
たまにはケンカもするけれど、基本的には仲良くしてきた。
私たちは式は身内だけでこじんまりと済ませてもよかったのだけど、圭吾さんのご両親が盛大にやると言ってきかなかった。