青春も甘い一言

桜の花道

周りを見れば一面に咲いてある桜

地面に散っている桜の花びら

私、杉村左野は今日で高校一年生になる

今日は、できるだけ早起きをして、朝一に登校した

私は人と話すのが苦手。

だから、高校生になっても友達なんか作る気なんてものはない

でも、お母さんは話を聞いてくれなくて、生徒の多い高校に通わせた

内心こんな高校に通いたくはなかったが、お母さんに反対して叱られるのは勘弁だ…

どうせ勉強だけしてれば許されるだけ。

そういって高校の門を通った


廊下には、新入生を迎えるための飾り付けなどが多数飾られていた

そんなのしたって、何も得しない

意味ないことをするなんて、意味の分からない

自分のクラスに入ったら、私は自分の席に座って、愛用しているイヤホンをつけたらそのまま教科書を見ていた

と言っても、こんな簡単な問題が出てる教科書なんて見る必要はない

昔っからお母さんに塾に通わされていたから、大学の問題まではすべて答えられる。

どうせお母さんは、私の事をものとしか思ってない。

私の席は一番奥の列の真ん中だ

外れた。真ん中は、一番教師に見られる場所だ

ついてないな。

私は不満げな顔をして、トイレに行った

途中で廊下を出た時、男の生徒が誰かをイジメていた

もちろん止めに行ったりなんかしない

時間の無駄だ

昔はよく私も人をイジメていた

だが、そんなの昔の話に過ぎない。

どうせ、もうかかわりなんて無いのだから

気にすることなんてない

私は何も見なかったことにして、トイレに入った

やっぱり、トイレに入ったら心が落ち着く

誰もいない女子トイレ、昔は幽霊の花子さんに好奇心がわいていたが、今になったらそんな自分が恥ずかしくなる

考え事をしていたら、女子トイレに誰かが入ってきた

せっかく私が孤独を満喫していたのに。

早く出て行ってほしい

それと、運が悪いことに、女子トイレには三人も入ってきていた

その三人は、トイレに入らず、何かずっと笑い話をしていた

そんな話、教室でしてほしい

でも、そんなことを言って、反抗されたらもっと嫌になる

私は気配を消して、トイレから出て行った

こんな無駄な女子の会話、聞いているだけで虫唾が走る

本当はトイレにいたがったが、時間も迫ってきてたからそれも混ぜてトイレから出た

朝からめんどくさいことに付き合わされた気分だ

教室に戻り、机に戻ろうとしたら、教室のドアから、勢いよく男子生徒が飛び込んできた
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