青春も甘い一言

我が家

やっと家に着いた


高校から私の家までは30分ほどかかってしまう


歩いてるうちに足が筋肉痛になってしまう


疲れた顔をしながら、家のドアを開けた


すると、ひんやり冷たい空気に飲まれたような気分になった


「あら?もうかえってたのね。気づかなかったわ、ほら、あと10分で塾のバスが来ちゃうでしょ。早く行きなさい」


「うん、わかったよお母さん。行ってくるね」


相変わらず私のお母さんは冷たい人だ


多分、私もその性格が似てしまったんだと思う


私が通う塾は、普通の塾よりもはるかに難しいと有名だ。


会費もその分高い


でも、お母さんは会費の事なんて一切気にせず、私を無理矢理塾に通わせた


私は、暇な時間が無くなるから、別にいいと思っていたけど、実際勉強なんてしてる間に自分の好きなことをしていたい


私が好むことと言えば、近くにある人気の少ない港公園にいったりとか、ブランコに乗ったりするのが趣味だ。


と言っても、一番うれしい時間は、誰にも指図されていない時間だ


今日の学校に行った時も、クラスに入ったときは人気のいない時だったから、一番開放的だった。


家に戻れば、勉強、勉強。


お母さんは、いつも私を監視するように勉強を進めてくる


私は、お母さんの指示にいつも従ってた


そうして、私は言いなりのようになっていた


まぁ、とってもつらいというわけはないから、安心している。


そうして、塾のバスに乗った
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