女王様を甘やかしたい〜 愛の逃避行は計略的に
一人で解決して、終わらせてしまう理樹に、
はぁっ?なんなの?むかつくと腹がたつが、送って行ってもらう身分なので、ここはグッと我慢するのだ。
理樹は、車内のBGMの音量を上げ、会話を閉ざし、運転に集中しだし、私は、海が近づいて心が浮き立ちだしていた。
そして、車を走らせて30分ほどで、待ち合わせのクルーザー出港受付センターへ。
荷物をおろしてくれた理樹は、大きなクルーザーの前に建つ建物を振り返る。
「はぁっ…親父に絞められる覚悟で協力したんだからな。こんなこと2度としないからなって、あいつに言っとけよ」
「うん、ありがとう」
「…幸せそうでなによりだ。親父とお袋に心配かけるんだ。帰ってきたら、お前は低姿勢で謝れば許してもらえるだろうが…はぁぁ、俺は、なんで協力するようなヘマしたんだよ。クソ…」
ブツブツと一人語り、手を振って車に乗り込み、もと来た道へ車が戻って行った。
センター内へはいると、広いフロアの待合室ソファに玲央が待っていて、私を見るなり、立ち上がり出迎えてくれる。
「お待たせ」
「大丈夫だよ。荷物、それだけ?」
「うん。小旅行って言ってたからこれできたんだけど、少ないかな?」
はぁっ?なんなの?むかつくと腹がたつが、送って行ってもらう身分なので、ここはグッと我慢するのだ。
理樹は、車内のBGMの音量を上げ、会話を閉ざし、運転に集中しだし、私は、海が近づいて心が浮き立ちだしていた。
そして、車を走らせて30分ほどで、待ち合わせのクルーザー出港受付センターへ。
荷物をおろしてくれた理樹は、大きなクルーザーの前に建つ建物を振り返る。
「はぁっ…親父に絞められる覚悟で協力したんだからな。こんなこと2度としないからなって、あいつに言っとけよ」
「うん、ありがとう」
「…幸せそうでなによりだ。親父とお袋に心配かけるんだ。帰ってきたら、お前は低姿勢で謝れば許してもらえるだろうが…はぁぁ、俺は、なんで協力するようなヘマしたんだよ。クソ…」
ブツブツと一人語り、手を振って車に乗り込み、もと来た道へ車が戻って行った。
センター内へはいると、広いフロアの待合室ソファに玲央が待っていて、私を見るなり、立ち上がり出迎えてくれる。
「お待たせ」
「大丈夫だよ。荷物、それだけ?」
「うん。小旅行って言ってたからこれできたんだけど、少ないかな?」