女王様を甘やかしたい〜 愛の逃避行は計略的に
「そうだったんですね。足止めして申し訳ありません」
「いえ、それじゃ失礼します」
彼女を引っ張るように会場を出ていくのだ。
あははは、これからどうなるかなど、安易に想像できる展開だ。
「亜里沙、ここにいて」
そう言っても、彼女ならついてくるとわかっていて言っている。
「えっ、どうして?私と離れない約束でしょ」
「そうなんだけど…さすがに…はぁ、時間がないから仕方ない。何を見ても声出さないでね」
ごめんな。亜里沙…これから嫌なものを聞かせてしまうだろう。
これも全て君を俺のものにする為なんだ。
「わかった」
最上達は、パーティー会場とだいぶ離れた多目的トイレへ入っていく。
そっと近寄り、聞き耳を立てれば、亜里沙に腕をつねられた。
だが、中から聞こえてきた女の声と男の罵声に驚き、頬を染めていく。
肌同士がぶつかる音と激しくなる行為に、中で何が行われているのか、亜里沙にもわかったのだろう。
男と女が、欲情に駆られれば、彼女が愛読する小説のような綺麗なものじゃないと教えることができ、満足だ。
これで、また、一歩、先へ進めれる。
動揺する亜里沙を連れて会場を出る際に、荷物を受け渡すホテルのスタッフに奥の多目的トイレに男女が入っていることを告げた。
「いえ、それじゃ失礼します」
彼女を引っ張るように会場を出ていくのだ。
あははは、これからどうなるかなど、安易に想像できる展開だ。
「亜里沙、ここにいて」
そう言っても、彼女ならついてくるとわかっていて言っている。
「えっ、どうして?私と離れない約束でしょ」
「そうなんだけど…さすがに…はぁ、時間がないから仕方ない。何を見ても声出さないでね」
ごめんな。亜里沙…これから嫌なものを聞かせてしまうだろう。
これも全て君を俺のものにする為なんだ。
「わかった」
最上達は、パーティー会場とだいぶ離れた多目的トイレへ入っていく。
そっと近寄り、聞き耳を立てれば、亜里沙に腕をつねられた。
だが、中から聞こえてきた女の声と男の罵声に驚き、頬を染めていく。
肌同士がぶつかる音と激しくなる行為に、中で何が行われているのか、亜里沙にもわかったのだろう。
男と女が、欲情に駆られれば、彼女が愛読する小説のような綺麗なものじゃないと教えることができ、満足だ。
これで、また、一歩、先へ進めれる。
動揺する亜里沙を連れて会場を出る際に、荷物を受け渡すホテルのスタッフに奥の多目的トイレに男女が入っていることを告げた。