パパになった消防士は初恋妻を燃え滾る愛で守り貫く
キスの合間にする、互いの息遣いしか聞こえない。
家族のいない、二人だけの空間。深くなるキスは、徐々に互いを求めあう。
「梓桜……」
息継ぎの合間に名を呼ばれ、全身が疼く。けれど、次の瞬間、はっと大輝が身体を離した。
「大輝……?」
「ごめん、止まらなくなりそうだった。暑いよな、っつーか俺汗臭いよな」
湿度の高い7月は、夕方とはいえまだ暑い。身体が熱いのは、物理的な暑さのせいでもあったらしい。
「とりあえず、部屋に上がろっか」
急に照れくさくなって俯き、大輝に告げる。
「お、おうそうだな!」
大輝もそう言って、とりあえず部屋に入る。
大輝はクーラーのスイッチを入れると、そのまま「着替え取ってくる」と二階に上がって行った。
家族のいない、二人だけの空間。深くなるキスは、徐々に互いを求めあう。
「梓桜……」
息継ぎの合間に名を呼ばれ、全身が疼く。けれど、次の瞬間、はっと大輝が身体を離した。
「大輝……?」
「ごめん、止まらなくなりそうだった。暑いよな、っつーか俺汗臭いよな」
湿度の高い7月は、夕方とはいえまだ暑い。身体が熱いのは、物理的な暑さのせいでもあったらしい。
「とりあえず、部屋に上がろっか」
急に照れくさくなって俯き、大輝に告げる。
「お、おうそうだな!」
大輝もそう言って、とりあえず部屋に入る。
大輝はクーラーのスイッチを入れると、そのまま「着替え取ってくる」と二階に上がって行った。