パパになった消防士は初恋妻を燃え滾る愛で守り貫く
「梓桜も、頑張ってるんだな」
「大輝に比べたら、まだまだだけどね」
言いながら、顔の熱が引いたことを確認して、大輝を見上げた。
ニカッと、太陽みたいな笑顔の大輝と目があった。
「笑顔、よく似合ってる」
その一言が、大輝からのエールのような気がして。
また熱くなった目頭をそっと指で押さえて、頑張って笑顔で踏ん張る。
「ありがと」
私も、大輝みたいになれるように。
前向きになれた気持ちを大切に、忘れないように、胸に焼き付ける。
「ポンプ車ー!」
不意に、また元気な息子の声が車庫内に響く。
「颯麻くん、本当に好きなんだな」
「おかしいよね。そんなに言葉も話せないくせに、妙に消防自動車にだけ詳しくて」
言いながら、周りの消防署見学の参加者が徐々に減っていることに気づいた。
そういえば息子はまだ橋本さんに任せたままだ。
「橋本さんもお仕事中だもんね、そろそろ迎えに行ってくる!」
「大輝に比べたら、まだまだだけどね」
言いながら、顔の熱が引いたことを確認して、大輝を見上げた。
ニカッと、太陽みたいな笑顔の大輝と目があった。
「笑顔、よく似合ってる」
その一言が、大輝からのエールのような気がして。
また熱くなった目頭をそっと指で押さえて、頑張って笑顔で踏ん張る。
「ありがと」
私も、大輝みたいになれるように。
前向きになれた気持ちを大切に、忘れないように、胸に焼き付ける。
「ポンプ車ー!」
不意に、また元気な息子の声が車庫内に響く。
「颯麻くん、本当に好きなんだな」
「おかしいよね。そんなに言葉も話せないくせに、妙に消防自動車にだけ詳しくて」
言いながら、周りの消防署見学の参加者が徐々に減っていることに気づいた。
そういえば息子はまだ橋本さんに任せたままだ。
「橋本さんもお仕事中だもんね、そろそろ迎えに行ってくる!」