彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode.2】

 彼は私のおでこをデコピンした。

「痛っ」

「ったく、その得意げな顔やめろ。お前の欲しいものをやらないからな」

「やだ、私だって待ってたのに……」

 彼は笑いながら私を抱き上げベッドへ向かう。服を脱がす彼の手が止まった。

 彼は私の総レースの新しいランジェリーを見て嬉しそうにしている。

「煽るとお仕置きが増えるぞ。それでもいいのか?」

「お仕置きは嫌です」

「どの口が言うかな?これか?」
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