空色の手紙は執着愛の証 ～溺愛は再会とともに～

出逢い

一人旅は恋のはじまり？／side那知

翌朝、テレビの天気予報を見ると旅行先の北陸もいい天気！
秋晴れの下、色々と観て回るのは気持ちいいだろうなぁ。

現地には午後イチに着けるし、たくさん観光して楽しむぞー！


…と、意気込んで出発したんだけど…


東京発の新幹線の架線トラブルに続き、何とか乗り継いだ電車では、先発の電車で事故発生！

…という、まさかまさかのトラブルに相次いで見舞われ、旅館に着いたのはなんと夜の７時を過ぎていた。


はぁ…
きっと私…大殺界とか天中殺っていう時期なんだろうな…
そうとしか考えられないよ…


駅や電車内での待ち疲れで、体も気持ちも既にヘロヘロだったんだけど、最寄駅からの送迎バスを降り、楽しみにしていたその豪華な旅館を目の前にすると、ようやく旅行前のウキウキがパァッ！と甦ってきた。

今日は観光はできなかったけど明日もあるし、それに何より今回の旅の一番の楽しみは、ここ、華舞雪舞の滞在だもんね！

この旅館は、旅行会社が発表している満足度調査で毎年最高評価を得ていて〝一度は泊まってみたい宿〞ランキングでも毎年上位に挙がっている憧れのお宿！

そして、TOKIWAの食器を使って下さっている、言わばお得意様でもある。

中には私のデザインした商品も買って下さっていて、それも見られたら嬉しいなぁ、なんてちょっぴり期待してみたり…