空色の手紙は執着愛の証 ~溺愛は再会とともに~

幸せは日常にありふれている

カチャ……
「ただいま…」

この時間だと子ども達は寝てるかな……と、そーっとリビングに入ると、ソファで賢太郎さんと子ども達が雑魚寝していた。

トランポリンが出してあったり、おもちゃがあちこちに散らばっていて、とっても楽しかったんだろうな、っていうのがよく分かる。ふふっ

音を立てないようにキッチンに行くと、ホットプレートやお皿などは既にきれいに洗ってあった。
置き方も賢太郎さんのやり方とは違うから、きっと皆さんで協力して後片づけしてくれたんだろうな。
ふふ、さすが家事メン、イクメンの皆さん。


明日は土曜日だし、このまま寝かせちゃおうかな、と、子ども達と賢太郎さんにブランケットを掛けて、お部屋の照明を落とした。

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