空色の手紙は執着愛の証 ~溺愛は再会とともに~

「は…那知……ヤバい…マジでその独占欲が堪らなく胸にくるんだけど」


「賢太郎さんは…?」

「あぁ、俺だってできるものなら那知を他の男に見せたくねぇよ。…ずっと俺の側に置いて、俺しか見れなくして、片時も離れないでいられたらいいのに……なんて、これじゃヤバい奴だな」

「ふふ、その想いが嬉しいって思う私もヤバい奴だね」

「ははっ、よかった。……なぁ、那知。今後何があっても……それこそ那知が俺を忘れることがあったとしても、俺は絶対に離さないから。一生俺と一緒にいてもらうからな」

「うん、もちろん」


「…那知を愛おしく想う気持ちは、昔から、そしてこれからもずっと変わらないよ」

熱情を湛えたまま、だけど優しい眼差しでそう言う賢太郎さんに、満面の笑みで答える。

「賢太郎さん……ありがとう!大好き!私も絶対に離れないからね」

「…それじゃ、俺を忘れたとしても、那知の身体が俺を覚えてる様に、しっかりと俺の形を刻み込んでおくかな」

「ふふ、それはもう大丈夫。賢太郎さんのことは形どころか私のぜーんぶの細胞がちゃんと覚えてるもん」

「そっか、じゃあ俺の身体の情報をアップデートさせてくってことで」

「あはっ、そうだね。お互い年もとっていくしね」

「なっ…それは俺が歳と共にオトコとして衰えてると、そう言いたいのか!?」

「えっ、違うよ、そういう意味じゃなくて、普通に体も変わってくし、私も…」

「よし。じゃあ俺がまだまだ現役で那知を満足させられるオトコだってのを見せてやるからな」

「えっ?や、ホントにそういうのじゃないんだけど……でも…ふふっ、うん、見せて?私もずっと賢太郎さんに対して現役でいたいから頑張るねッ」

「ははっ、それはお手柔らかに」


そう優しく笑った賢太郎さんのキスが嬉しくて気持ちよくて。

私のカラダを知り尽くした賢太郎さんの愛撫はとても官能的で…

私達は気持ちの赴くまま心ゆくまで愛し合い、幸せな時間を過ごした。

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