婚約破棄されたら、高貴な紳士に極上な愛を注がれました。
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ラグジュアリーホテルの最上階にあるレストランの個室でお相手の方と会うことになっているため、ホテルに到着するとホテルマンにレストランへと案内を受けた。
「陽鈴は、そのままでいいからね」
「……はい。分かりました」
個室の窓からは、都内が一望できて晴れてるから絶景だ。これ、夜だったら夜景でキラキラしてるんだろうな……本当に綺麗。
すると、個室のドアがノックされた。
「――失礼します」
低く落ち着いた声がノックと共に聞こえてきた。父が返事をすると、ドアが開いて長身の男性が入って来た。