家隣の陰キャ君を落としたい!
ま、まあ、こんな感じでありとあらゆる方法を試しに試して来た──。もう為す術なし……そのくらいまで追い込まれている。
友達との付き合いも何もかも捨て去って、私は絢斗に全てを費やしてきた。
・・・・なのに──。
「あ、絢斗~。今日絢斗ん家っ……」
「ごめん。ゲームするから無理」
おい、ふざけんな?私かゲームどっちが大切なんだよ。そんなの考える必要もないよね?ゲームより""私""でしょ!?
「てか、未琴は友達たくさん居るんだから、たまには友達と遊んだら?」
「……」
なんだろう……この圧倒的“敗 北 感”。
──── そんなこんなで、“家隣の陰キャ君を落としたい!”というわけなんです。
何度も、何度も打ちのめされてきた。
何度も、何度も諦めようと思った。
でも、やっぱり君じゃなきゃダメで、君が他の誰かのモノになってしまうのは、地球が滅亡するよりも耐え難い。絢斗が他の誰かのモノになってしまうのなら、いっそのこと地球が滅んだ方が幾分マシだと本気でそう思う。
そんな私は今日も今日とて、家隣の幼なじみで陰キャな西宮絢斗に猛アタックする──。
──── 今日は絢斗を無理やり部屋へ連れ込んだ。
いつの日からか私の部屋へ入るのを嫌がるようになって、ここ数年は全力で拒否られている。
「で、なんなの?」
友達との付き合いも何もかも捨て去って、私は絢斗に全てを費やしてきた。
・・・・なのに──。
「あ、絢斗~。今日絢斗ん家っ……」
「ごめん。ゲームするから無理」
おい、ふざけんな?私かゲームどっちが大切なんだよ。そんなの考える必要もないよね?ゲームより""私""でしょ!?
「てか、未琴は友達たくさん居るんだから、たまには友達と遊んだら?」
「……」
なんだろう……この圧倒的“敗 北 感”。
──── そんなこんなで、“家隣の陰キャ君を落としたい!”というわけなんです。
何度も、何度も打ちのめされてきた。
何度も、何度も諦めようと思った。
でも、やっぱり君じゃなきゃダメで、君が他の誰かのモノになってしまうのは、地球が滅亡するよりも耐え難い。絢斗が他の誰かのモノになってしまうのなら、いっそのこと地球が滅んだ方が幾分マシだと本気でそう思う。
そんな私は今日も今日とて、家隣の幼なじみで陰キャな西宮絢斗に猛アタックする──。
──── 今日は絢斗を無理やり部屋へ連れ込んだ。
いつの日からか私の部屋へ入るのを嫌がるようになって、ここ数年は全力で拒否られている。
「で、なんなの?」