吸血鬼の彼女(仮)
「アトラクト」(ボソッ)
ん?なんか言った?
あれ?なんか体の力が抜けて動かない…?
《カプッ》
「ひゃっ。」
結局、首筋から吸うことになってしまった…。
それから何秒たったんだろう。
きっと実際は5秒くらいだったんだろうけど私にはずっと長く感じたよ…。
「はぁ…これ以上吸うと危ない…っ。また加減ができなくなる…っ。……美味かった。やっぱり空咲の血は不思議な味がする。」
「…また?」
私の呟いた声は夜霧くんには聞こえなかったみたい。
気がつくとまた夜霧くんの目が宝石みたく光っていた。
「ね、ねぇ…夜霧くんの目。光ってる…。綺麗。」
「え、マジ?、光ってる……?…空咲は何か変わった事無いの?」
「……さっき、体が動かなかった…。」
「それだけ?」
「?、う、うん。」
それだけって…。体が動かなかったのは大問題なんですけどっ!
「わかった。とりあえず今日の放課後、中庭に来て。」
「ひえぇ〜。わ、わかりましたぁ…」
そう言って、夜霧くんは口についた私の血を拭って授業に戻ってしまった。
…私、何かやっちゃったのかな?!
夜霧くんに呼び出されてしまうなんて…っ。
何をされるか分からないよっ…。
でも逃げたらもっと怖いし…。
あぁっ。
放課後よ、来ないでー。
私は半泣きで授業に戻った。
ーーーーー
ーーー
ー
ん?なんか言った?
あれ?なんか体の力が抜けて動かない…?
《カプッ》
「ひゃっ。」
結局、首筋から吸うことになってしまった…。
それから何秒たったんだろう。
きっと実際は5秒くらいだったんだろうけど私にはずっと長く感じたよ…。
「はぁ…これ以上吸うと危ない…っ。また加減ができなくなる…っ。……美味かった。やっぱり空咲の血は不思議な味がする。」
「…また?」
私の呟いた声は夜霧くんには聞こえなかったみたい。
気がつくとまた夜霧くんの目が宝石みたく光っていた。
「ね、ねぇ…夜霧くんの目。光ってる…。綺麗。」
「え、マジ?、光ってる……?…空咲は何か変わった事無いの?」
「……さっき、体が動かなかった…。」
「それだけ?」
「?、う、うん。」
それだけって…。体が動かなかったのは大問題なんですけどっ!
「わかった。とりあえず今日の放課後、中庭に来て。」
「ひえぇ〜。わ、わかりましたぁ…」
そう言って、夜霧くんは口についた私の血を拭って授業に戻ってしまった。
…私、何かやっちゃったのかな?!
夜霧くんに呼び出されてしまうなんて…っ。
何をされるか分からないよっ…。
でも逃げたらもっと怖いし…。
あぁっ。
放課後よ、来ないでー。
私は半泣きで授業に戻った。
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