ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「姉さん、油の上でゆっくりと絞ってください。わたしがスプーンで切っていきます」

「へえ、面白い作り方なんだね」

 ミメットが生地を十五センチくらいの長さに絞ると、エリナがスプーンを滑らせてカットする。油に落ちた生地は少し曲がって猫の尻尾のような形になり、美味しそうな狐色になったらチュロスのできあがりだ。

 料理用の火を克服したコレットが網の上に引き上げて油を切ると、シナモンシュガーをまぶしていく。

「本番は、溶かしたチョコレートも付けようと思います。リックルさん、用意してもらえますか?」

「はい、お任せください」

 いい感じに曲がったチュロスがたくさんできたので、エリナ、ミメット、コレット、リックル、そしてみんなのお茶を用意したうさぎのジャンは、テーブルについて味見をすることにした。
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