ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「おや、面白そうな踊りじゃないか。わたしも参加させてくれる?」

 なんと、ドレス姿が美しい旋風のミメットが、スカートを翻して踊りに加わった。

「大歓迎ですよ、お嬢さん! 全力でお相手を務めさせていただきますっ」

「これはこれはミメット様、今日は一段と艶やかで魅力的でございますね」

「ありがとさん!」

 焦るセラに対して、イーシーは「いえいえ」と余裕たっぷりにお辞儀までしてみせた。
 三人になると途端に難易度が高くなり、セラの目つきが変わった。気を抜くと一発もらってしまいそうになる。彼は『噂には聞いていたが、『旋風のミメット』というふたつ名を持つだけある。こんなに強い料理人がいるだなんて、さすがは青弓亭だね。あと、イーシーさんは化け物クラスだね!』と感心するのだった。
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