ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
そんなジャンは、ニコニコしながらエリナに言った。
「エリナちゃん、おめでとう! 素敵な尻尾だね」
「ありがとうございます、ジャンさん」
「でね、王家の人たちが尻尾祝いのパーティーを開きたいんだって。いいかな?」
「ええっ、本当にパーティーを開くんですか? っていうか、もうわたしの尻尾の話が伝わっているんですね」
「最重要マークの付いた情報として扱われたからね。王宮ではその話題でもちきりだよ」
「うにゃあ」
待ちかねていたとはいえ、猫尻尾ごときが最重要だなんていいのかなあ、と思ったエリナは思わず鳴いてしまった。
「王妃さまがね、エリナと親しい友達を招いた気のおけないパーティーがいいんじゃないかって言ってるんだよ。その親しい友達には王家の皆さんがまるっと入っているのがどうかと思うんだけどね……ま、それは置いといて。となると、マーレン国のウィリオ王子殿下と、フィフィール国のルールーちゃんは絶対に呼びたいでしょ?」
「にゃにゃっ、呼びたいです!」
「うん。となると、ルールーちゃんは新しくできたトンネルを使って旅行をしてもらいたいよね。だって、旅程がびっくりするほど短くなるもんね。トンネルに調査チームが派遣されているんだけど、その報告によると、予想では半月先には通行を始めることができそうなんだって」
うさぎのジャンは、惜しげもなく情報をくれた。
「エリナちゃん、おめでとう! 素敵な尻尾だね」
「ありがとうございます、ジャンさん」
「でね、王家の人たちが尻尾祝いのパーティーを開きたいんだって。いいかな?」
「ええっ、本当にパーティーを開くんですか? っていうか、もうわたしの尻尾の話が伝わっているんですね」
「最重要マークの付いた情報として扱われたからね。王宮ではその話題でもちきりだよ」
「うにゃあ」
待ちかねていたとはいえ、猫尻尾ごときが最重要だなんていいのかなあ、と思ったエリナは思わず鳴いてしまった。
「王妃さまがね、エリナと親しい友達を招いた気のおけないパーティーがいいんじゃないかって言ってるんだよ。その親しい友達には王家の皆さんがまるっと入っているのがどうかと思うんだけどね……ま、それは置いといて。となると、マーレン国のウィリオ王子殿下と、フィフィール国のルールーちゃんは絶対に呼びたいでしょ?」
「にゃにゃっ、呼びたいです!」
「うん。となると、ルールーちゃんは新しくできたトンネルを使って旅行をしてもらいたいよね。だって、旅程がびっくりするほど短くなるもんね。トンネルに調査チームが派遣されているんだけど、その報告によると、予想では半月先には通行を始めることができそうなんだって」
うさぎのジャンは、惜しげもなく情報をくれた。