ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「ということで、一か月後あたりに尻尾祝いを行いたいというのが王妃さまからのお話でーす。青弓亭のスケジュールとの兼ね合いもあるだろうから、その辺りの詳しい相談はまたあとからね。で、開催は決定ということでいいのかな?」
「ねえジャンさん、わたしがダメって言えない流れで話してますよね」
「押しの強いうさぎでごめんね」
ペロッと舌を出したジャンは、ルディの『そんなものではごまかされん、ひと思いに引っこ抜かれたいのか』という鋭い視線を感じて、急いで舌をしまった。
「わたしとしては、仲良しの友達と会える機会を作っていただけて、とてもありがたく思っています。王家の皆さんに甘えてもいいですか?」
子猫がルディを上目遣いに見たので、彼は「もちろんいいと思う! どんどん甘えてくれ! 大人に甘えるのが子猫の仕事だからな!」と激しく尻尾を振りながら頷いた。
『エリナは真面目で仕事が第一だから、場を整えてやらないと子どもらしく遊ぶことができない。人としては立派かもしれないが、年相応の経験を積まずに育つことで支障があると困るからな。周りの大人が気遣って、充分に甘やかして成長させてやらねば……いや、エリナの笑顔が見たいからというわけではない、これもすべて、スカイヴェン国のためになるからだぞ?』
絶対に言い訳である。
「ねえジャンさん、わたしがダメって言えない流れで話してますよね」
「押しの強いうさぎでごめんね」
ペロッと舌を出したジャンは、ルディの『そんなものではごまかされん、ひと思いに引っこ抜かれたいのか』という鋭い視線を感じて、急いで舌をしまった。
「わたしとしては、仲良しの友達と会える機会を作っていただけて、とてもありがたく思っています。王家の皆さんに甘えてもいいですか?」
子猫がルディを上目遣いに見たので、彼は「もちろんいいと思う! どんどん甘えてくれ! 大人に甘えるのが子猫の仕事だからな!」と激しく尻尾を振りながら頷いた。
『エリナは真面目で仕事が第一だから、場を整えてやらないと子どもらしく遊ぶことができない。人としては立派かもしれないが、年相応の経験を積まずに育つことで支障があると困るからな。周りの大人が気遣って、充分に甘やかして成長させてやらねば……いや、エリナの笑顔が見たいからというわけではない、これもすべて、スカイヴェン国のためになるからだぞ?』
絶対に言い訳である。