ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 子猫の獣人であるエリナは、普段は頭に白い猫耳がついた幼女の姿なのだが、最近では完全に獣化することができるようになった。
 はじめのうちは、寝ているうちに自然と猫の姿になったり、興奮すると変化したりという具合だったのだが、何度か獣化を繰り返しているうちに、自分の意思で自由に子猫に変われるようになってきた。
 ちなみに今は、寝ぼけて変化したようだ。ベッドの上には彼女のネグリジェとカボチャぱんつが抜け殻のように落ちている。

 ルディは少し寄り目になりながら『むふうん、ちっちゃな子猫のふみふみが可愛すぎる! エリナはなにをしても可愛いのだが、これは特大級の可愛さだ!』と内心で叫んで悶えていた。
 このままずっと鼻を踏ませておきたい。
 だが、もう起きなければならない。
 ルディが王都警備隊長としての勤務に就かなければならないのはもちろん、エリナにも青弓亭の料理人としての仕事が待っているのだ。
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