ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「ルディさん、お着替えは持ちましたか」
子猫を可愛がりたくて仕方がない王族から熱い視線を受けるのが日常茶飯事である看板猫は、日除けのついた帽子をかぶりながらルディに確認した。フェンリルに変身している彼が獣人に戻った時に着る服がないと、とても不便だからだ。
「うむ、一応普段着と礼服を持ったぞ。エリナは……なんだその巨大な荷物は。母上、日帰りなんだぞ?」
サランティーナ王妃が笑顔で巨大なトランクを渡そうとしたので、ルディは抗議した。
「どれだけ着替えを持たせるつもりだ」
「ええー、だって、エリナちゃん大好きっ子のフーちゃんに会うんだから、いろんな姿を見せたいじゃない? だから少しだけ多めにしてみたの」
「母上……他国の守護妖精を『大好きっ子』と呼ぶのは控えた方がいい、あとちゃん付けもだ」
子猫を可愛がりたくて仕方がない王族から熱い視線を受けるのが日常茶飯事である看板猫は、日除けのついた帽子をかぶりながらルディに確認した。フェンリルに変身している彼が獣人に戻った時に着る服がないと、とても不便だからだ。
「うむ、一応普段着と礼服を持ったぞ。エリナは……なんだその巨大な荷物は。母上、日帰りなんだぞ?」
サランティーナ王妃が笑顔で巨大なトランクを渡そうとしたので、ルディは抗議した。
「どれだけ着替えを持たせるつもりだ」
「ええー、だって、エリナちゃん大好きっ子のフーちゃんに会うんだから、いろんな姿を見せたいじゃない? だから少しだけ多めにしてみたの」
「母上……他国の守護妖精を『大好きっ子』と呼ぶのは控えた方がいい、あとちゃん付けもだ」