ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「カルディフェンったら、そんなにかしこまることはないでしょ? だいたい、あなたも守護妖精なんですもの」

 息子もスカイヴェン国の守護妖精なのだからと、フーラアヌにも気軽に接している王妃である。
 そして、ルディたちは知らないが、同じ『エリナ推し』の若い友達ができたフーラアヌはたいそう喜び、ここ数年で一番というくらいにウキウキしているのだ。今さらサランティーナ王妃が距離を置いてしまったら、悲しみで涙してしまうかもしれない。

「確かにそうだが、俺とは違って、向こうは超ベテランの先輩だぞ? 何百年という経歴がある……」

「いやねえ、カルディフェンったら。女性の年齢の話をするのはマナー違反よ」

「これは失礼した」

 口ではサランティーナ王妃に敵わないルディは、ため息をついて諦めた。

「ルディさん、心配はいりませんよ。フーさまもユーさまも、もっとみんなと仲良くしたいって言ってましたし……お友達が増えるのはいいことですから」

 にゃごにゃごと笑うエリナを見ると『なんて純真な子猫なんだ……そうか、友情には上も下もない、ただ気持ちが通じ合っていればいいのだな』という考えになってくるルディであった。
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