ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「切り立った崖や急な斜面がある山のせいで、限られた者しか行き来できなかったが、このトンネルのおかげでフィフィール国との交流が深まりそうだな」
足場の悪い険しい山を越えられるのは、体力のある獣人、そして山が得意な山羊などの獣人であった。山羊はほぼ垂直な斜面も平気で駆け上がれるし、カモシカは安定した下半身とふたつに分かれたひづめでしっかりと岩を捉えて歩くのだ。
そんな彼らでも、大量の荷物を運ぶことはできないのだ。
「はい。冷蔵冷凍馬車がトンネルを走って荷運びできますから、これで王都の人たちに、美味しいお魚料理が出せます」
「うむ、食文化が広がる。大事なことだ」
「青弓亭のメニューも広がります」
どこまでも食べ物優先のふたりであった。
足場の悪い険しい山を越えられるのは、体力のある獣人、そして山が得意な山羊などの獣人であった。山羊はほぼ垂直な斜面も平気で駆け上がれるし、カモシカは安定した下半身とふたつに分かれたひづめでしっかりと岩を捉えて歩くのだ。
そんな彼らでも、大量の荷物を運ぶことはできないのだ。
「はい。冷蔵冷凍馬車がトンネルを走って荷運びできますから、これで王都の人たちに、美味しいお魚料理が出せます」
「うむ、食文化が広がる。大事なことだ」
「青弓亭のメニューも広がります」
どこまでも食べ物優先のふたりであった。