ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります！〜６

「可愛い子猫ちゃん、わたしに隠し事があるわよね？　どうしてフーラアヌ様と素早く連絡が取れるのかなあとか、トンネルの調査をするのがなぜエリナなのかなあとか、青弓亭の子猫ちゃんがメンテナンスの方法に詳しいのはなぜかしらねえとか、不思議に思うことが山積みなのよね？　ん？」

「ん、ん、んにゃんっ」

　子猫はオロオロしながらフーラアヌとルディとイーシーの顔を見比べていたが、皆『人魚のお嬢さんに降伏しなさい』という目で見守っているので、観念することにした。

「あのね、ルールー、黙っててごめんにゃん。実はね……すみません、ちょっと奥の部屋を借りますね」

　ちょこんと椅子からおりたエリナは、ルールーの手を引きながら、さっきルディが着替えに使った部屋に行った。