ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「同世代の気のおけない友人と、無邪気に遊ぶのも子どもとして必要なことだ。だが、その若さで自分を高めようと切磋琢磨できることは素晴らしい。三人の努力と友情にはいつも感心させられている」

「ルディ殿下まで、そんな。褒めすぎですわ」

「子どもは褒められて育つものじゃぞ、いい子いい子」

 フーラアヌにまた頭を撫でられたルールーは、照れて赤い顔をしながら嬉しそうに笑った。

「ルールーたちー、もうすぐご飯が炊けるから待っててにゃーん」

 厨房に立っていたエリナから声がかかった。

「やったあ、いい匂いがしているからお腹がぺこぺこなのよ!」

「炊き込みご飯は山盛りを食べるにゃん?」

「ええ、食べるにゃんだわ」

「ルールーの猫訛りは可愛いにゃんね。今度、つけ耳とつけ尻尾を用意するから、それで話してみてにゃん」

「いいわよ、エリナとお揃いの白い耳と尻尾をお願いするにゃん」

 ルールーの返事を聞いたエリナはコロコロ笑った。
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