ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「できたてのお魚料理です。よかったらどうぞ」

 犬のお母さんは、子猫の持ってきた鍋の中を見て「まあ」と驚いて尻尾を振った。

「とても美味しそうなお料理ね。いい匂いだわ、さっそくお皿に盛り付けましょう。パティ、エリナちゃんをおばあさんのところに案内したら? お茶を淹れて持っていくわ」

「あっ、お構いなく!」

「せっかく来てくれたのに、お茶の一杯も出さないなんてわけにはいかないわ。お母さんもエリナちゃんに会いたいと思うし」

「ええと、それではお言葉に甘えてちょっとだけ」

「こっちよ、エリナちゃん」

 パティに連れられて行くと、涼しい風の入る窓辺で犬のおばあさんが縫い物をしていた。

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