ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります！〜６

「まあ、美味しいわね。お魚ってこんなに美味しいものだったのね」

　おばあさんは美味しい美味しいと言いながら、煮付けを一切れ食べ終えた。

「ああ、とても美味しかったわ。長生きしてよかったわ」

「これからは、スカイヴェン国でも普通にお魚が食べられるようになるはずです。わたしもいろいろ料理を作るので」

「おばあちゃん、一緒に青弓亭に食べに行こうね！」

　パティが尻尾を激しく振ると、おばあさんは「そうだねえ」と言って子犬の頭を撫でた。そしてもう一度、子猫の頭も撫でた。

「パティはエリナちゃんと仲良しね」

「うん、わたしたちはずっと仲良しなのよ」

「そうにゃんよ」

　きゅっと手を握り合う子犬と子猫を見て、おばあさんは「とても素敵だわ」と言い、そっと目頭を押さえた。