ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
エリナとパティも椅子に腰を下ろし、犬のお母さんの手作りクッキーをかじってお茶を飲んで、少しの間だが三人は楽しくおしゃべりをした。
「来年の花祭りで、一緒に踊らない? 大人になればステージに立てるかもしれないのよ、今から練習しておきましょうよ」
「そうなのにゃ? 今年は屋台とかカレーライスとかで忙しくて、昼間はお祭りをあまり周らなかったにゃん。来年はパティちゃんと踊ってみたいにゃん」
「約束よ、エリナちゃん」
パティと握手をしてから、エリナは立ち上がった。
「それじゃあ、わたしはこれで失礼しますね」
犬のおばあさんは、子猫の頭を愛おしげに撫でた。
「エリナちゃん、美味しいお料理をありがとうね。本当に優しい子猫だねえ」
パティは尻尾をぶんぶん振った。
「わたしのお友達だもん、とびきり優しくて可愛くて働き者でしっかりしていてお料理上手で……うんと、うんと、いいところがたくさんありすぎて言えないけど、自慢のお友達だもん!」
「パティちゃんったら、褒めすぎにゃーん」
子犬と子猫が楽しそうにじゃれる様子を見て、おばあさんとお母さんは顔を見合わせて微笑んだ。
「お店、がんばってね」
「うん、またね」
仲良しさんのお家訪問はとても楽しかったけれど、残念ながら勤労子猫にはお店の仕事があるので、空になったお鍋を持って青弓亭に戻った。
「来年の花祭りで、一緒に踊らない? 大人になればステージに立てるかもしれないのよ、今から練習しておきましょうよ」
「そうなのにゃ? 今年は屋台とかカレーライスとかで忙しくて、昼間はお祭りをあまり周らなかったにゃん。来年はパティちゃんと踊ってみたいにゃん」
「約束よ、エリナちゃん」
パティと握手をしてから、エリナは立ち上がった。
「それじゃあ、わたしはこれで失礼しますね」
犬のおばあさんは、子猫の頭を愛おしげに撫でた。
「エリナちゃん、美味しいお料理をありがとうね。本当に優しい子猫だねえ」
パティは尻尾をぶんぶん振った。
「わたしのお友達だもん、とびきり優しくて可愛くて働き者でしっかりしていてお料理上手で……うんと、うんと、いいところがたくさんありすぎて言えないけど、自慢のお友達だもん!」
「パティちゃんったら、褒めすぎにゃーん」
子犬と子猫が楽しそうにじゃれる様子を見て、おばあさんとお母さんは顔を見合わせて微笑んだ。
「お店、がんばってね」
「うん、またね」
仲良しさんのお家訪問はとても楽しかったけれど、残念ながら勤労子猫にはお店の仕事があるので、空になったお鍋を持って青弓亭に戻った。