ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
ルディに抱っこされて家に帰ったエリナは、フェンリルの尻尾にくるまって泣いて泣いて、やがて泣き疲れて眠った。
「親しい人との初めての死別だったのか……」
フェンリルはエリナを痛ましげに見た。
「しばらくは引きずってしまうだろうか。明日は店を休んだ方がいいだろう。刃物や火を扱う仕事なのだから、不安定な精神状態では思わぬ事故を招く危険がある。だが、俺は休みを取れないからなあ。ひとりで置いておくわけにはいかないし、どうしたものか」
過保護なお父さん狼ではあるが、ルディは王都警備隊長としての責任感もきっちりと持ち合わせている。
「朝イチで王宮に連れて行くか。隠居生活の祖父殿なら時間に融通が利くだろうから、エリナを任せて大丈夫だろう。ダメなら……俺も休もう」
責任感は……持ち合わせているのだが、やはりなによりも大切なのは子猫であった。
「親しい人との初めての死別だったのか……」
フェンリルはエリナを痛ましげに見た。
「しばらくは引きずってしまうだろうか。明日は店を休んだ方がいいだろう。刃物や火を扱う仕事なのだから、不安定な精神状態では思わぬ事故を招く危険がある。だが、俺は休みを取れないからなあ。ひとりで置いておくわけにはいかないし、どうしたものか」
過保護なお父さん狼ではあるが、ルディは王都警備隊長としての責任感もきっちりと持ち合わせている。
「朝イチで王宮に連れて行くか。隠居生活の祖父殿なら時間に融通が利くだろうから、エリナを任せて大丈夫だろう。ダメなら……俺も休もう」
責任感は……持ち合わせているのだが、やはりなによりも大切なのは子猫であった。