ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
熱いお湯を浴びてさっぱりし、ブルーのワンピースに着替えたエリナは「もう大丈夫です。青弓亭に行きます」と言ったのだが、ルディに「その状態で包丁を握らせるわけにはいかんな。今日はやめておけ」と注意をされた。
「ミメットたちにかえって迷惑をかけることになるぞ。今日はおとなしくしていろ」
「……にゃー」
「そんな顔をしてもダメだぞ。その制服は脱ぎなさい。王宮に連絡をしておいたから、朝ごはんを食べに行く」
「はやっ!」
彼は「ふふん」と言って耳をぴくぴくさせた。
ルディは屋敷の外に張りついている諜報部員に声をかけて、犬のおばあさんを看取ってエリナが衝撃を受けている旨と、朝食にふたりが行くことを王妃たちに伝えるように頼んでいたのだ。
「急に訪問して、迷惑じゃありませんか?」
「朝食を共にするくらいなんの迷惑でもないし、むしろエリナが来るのをワクワクしながら待っていると思うぞ。それから先はどうするかは要相談だが……そら、部屋に行ってこい」
「にゃーん」
口を尖らしながらエリナは部屋に戻り、普段着に着替えようとして……王宮に行くのにそれはまずいだろうと思い直してクリームイエローのワンピースを着た。
ルディは準備ができたエリナをひょいと抱き上げると、屋敷の外に待機している王家の馬車に乗り込んだ。王妃直属の諜報部員は仕事が早いのだ。
「ミメットたちにかえって迷惑をかけることになるぞ。今日はおとなしくしていろ」
「……にゃー」
「そんな顔をしてもダメだぞ。その制服は脱ぎなさい。王宮に連絡をしておいたから、朝ごはんを食べに行く」
「はやっ!」
彼は「ふふん」と言って耳をぴくぴくさせた。
ルディは屋敷の外に張りついている諜報部員に声をかけて、犬のおばあさんを看取ってエリナが衝撃を受けている旨と、朝食にふたりが行くことを王妃たちに伝えるように頼んでいたのだ。
「急に訪問して、迷惑じゃありませんか?」
「朝食を共にするくらいなんの迷惑でもないし、むしろエリナが来るのをワクワクしながら待っていると思うぞ。それから先はどうするかは要相談だが……そら、部屋に行ってこい」
「にゃーん」
口を尖らしながらエリナは部屋に戻り、普段着に着替えようとして……王宮に行くのにそれはまずいだろうと思い直してクリームイエローのワンピースを着た。
ルディは準備ができたエリナをひょいと抱き上げると、屋敷の外に待機している王家の馬車に乗り込んだ。王妃直属の諜報部員は仕事が早いのだ。