ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
朝食の席に移っても、エリナはギルバートにくっついて離れなかった。
ルディは「エリナ、祖父殿は心配無用だからもうこっちに来い。俺の膝の方が座り心地が良いと思うのだ」とやきもちを焼くし、仕事を済ませて合流したセガルスは「父上、子猫の独り占めとは由々しき行いですよ」と不満顔で言い、今朝こそは子猫を抱っこできるのではとそわそわする。
「祖父殿、ずるいですー、ずるいー、ずるいー。お兄ちゃんだって子猫を甘やかしたいのに!」
「王太子たるもの、そのようなわがままを言ってはならんぞ」
「わがままではありません。納得できないから正当な抗議をしているんです」
フランセスは食い下がるが百戦錬磨の前国王はそれくらいでは動じなかった。
サランティーナ王妃だけは『可愛そうに、犬のおばあさまを失ったことは大変な痛手だったのね』と見守っていた。
ルディは「エリナ、祖父殿は心配無用だからもうこっちに来い。俺の膝の方が座り心地が良いと思うのだ」とやきもちを焼くし、仕事を済ませて合流したセガルスは「父上、子猫の独り占めとは由々しき行いですよ」と不満顔で言い、今朝こそは子猫を抱っこできるのではとそわそわする。
「祖父殿、ずるいですー、ずるいー、ずるいー。お兄ちゃんだって子猫を甘やかしたいのに!」
「王太子たるもの、そのようなわがままを言ってはならんぞ」
「わがままではありません。納得できないから正当な抗議をしているんです」
フランセスは食い下がるが百戦錬磨の前国王はそれくらいでは動じなかった。
サランティーナ王妃だけは『可愛そうに、犬のおばあさまを失ったことは大変な痛手だったのね』と見守っていた。