好き避け夫婦の秘めごと 7年越しの初夜
(士門視点)
仕事を終え、久しぶりに妻がいる自宅へと帰宅した。
いつもは会社近くのマンションに直帰し、二十二時過ぎからオンラインゲームにログインする。
市場の動向を調べつつ、ゲーマー仲間との時間を楽しむのが唯一の楽しみ。
会社を立ち上げてからは、ユーザーに扮して自社ゲームにアカウントをつくり、あるゲームでは同盟、あるゲームではギルド内のチャットを利用してユーザーの意見を収拾するのが目的だったりする。
セミプロのゲーマーとして知名度のあった俺と春親は、第一線から退いた形をとってはいるが、実際は未だに現役のまま。
だからオフ時間はできるだけ、仕事(開発&リリース)に活かせるように今も毎日ログインしてオンラインゲームを楽しんでいる。
こんな俺を妻である胡桃さんには知られたくなくて、書斎への立ち入りを厳禁にした。
書斎とは名ばかりで、実際はプロゲーマーの仕事部屋と何ら変わらない。
何台ものパソコンや周辺機器がずらりと並んでいて、知らない人が見たら『ハッカー』が本職なのでは?と思うほどだ。
ゲームクリエーターとして、ゲームアプリ会社の社長としての立場があるから、パソコンが数台あっても違和感はないかもしれない。
が、しかし!!
萌えゲーを楽しんでる姿や本職とも言えるゲーマー姿は見られたくない。
彼女が仕事の〆切に追われてる隣りの部屋(正確には廊下を挟んだ居室)で、趣味全開でゲームを楽しんでいると知ったらドン引きだろう。
夕食は外で済ませて来たから、飲み物を調達しにキッチンへと向かった。
冷蔵庫からペットボトルの緑茶を取り出そうとした、その時。
突然、服が何かに引っかかるように後ろへと。
仕事を終え、久しぶりに妻がいる自宅へと帰宅した。
いつもは会社近くのマンションに直帰し、二十二時過ぎからオンラインゲームにログインする。
市場の動向を調べつつ、ゲーマー仲間との時間を楽しむのが唯一の楽しみ。
会社を立ち上げてからは、ユーザーに扮して自社ゲームにアカウントをつくり、あるゲームでは同盟、あるゲームではギルド内のチャットを利用してユーザーの意見を収拾するのが目的だったりする。
セミプロのゲーマーとして知名度のあった俺と春親は、第一線から退いた形をとってはいるが、実際は未だに現役のまま。
だからオフ時間はできるだけ、仕事(開発&リリース)に活かせるように今も毎日ログインしてオンラインゲームを楽しんでいる。
こんな俺を妻である胡桃さんには知られたくなくて、書斎への立ち入りを厳禁にした。
書斎とは名ばかりで、実際はプロゲーマーの仕事部屋と何ら変わらない。
何台ものパソコンや周辺機器がずらりと並んでいて、知らない人が見たら『ハッカー』が本職なのでは?と思うほどだ。
ゲームクリエーターとして、ゲームアプリ会社の社長としての立場があるから、パソコンが数台あっても違和感はないかもしれない。
が、しかし!!
萌えゲーを楽しんでる姿や本職とも言えるゲーマー姿は見られたくない。
彼女が仕事の〆切に追われてる隣りの部屋(正確には廊下を挟んだ居室)で、趣味全開でゲームを楽しんでいると知ったらドン引きだろう。
夕食は外で済ませて来たから、飲み物を調達しにキッチンへと向かった。
冷蔵庫からペットボトルの緑茶を取り出そうとした、その時。
突然、服が何かに引っかかるように後ろへと。