私の白王子と黒王子
類と蓮さんの活躍もあり私たちは無事脱出。


警察も来てくれて、組織は事実上の解散となった。


そして蓮さんは父様と話をしていた。


「こんなこと、どうかしていると私は思うが、娘がどうしてもと言って聞かないんだ」


「え……?」


「娘を誘拐して危険な目に遭わせたことは許すつもりはない。だがその罪の意識があるなら、これからは娘を守ることで罪を償うんだ。どうだ?」


まさかすぎる提案に、蓮さんは戸惑っていたらしいけど、綺麗に体を曲げて引き受けてくれたと父様が話してくれた。
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