私の白王子と黒王子
支度ができた私は、佐々木さんの運転で学校へ向かう。
もちろん隣にはボディーガードの類が座っている。
これでも一応財閥の令嬢だからか、裏社外では私の首に多額の懸賞金がかけられている……らしい。
私を攫って西宮家に身代金を要求すれば、多分父様はいくらでも出してしまう。
悪い人たちからすればとんでもない額を手に入れることができるわけだ。
そんなわけで、移動の時はいつも類が一緒だし、いつ誰に狙われるか分からないから、昔から公共交通機関にはほとんど乗ったことがない。
まぁそのお陰で、今まで危険な目に遭ったことは一度もないんだけど。
もちろん隣にはボディーガードの類が座っている。
これでも一応財閥の令嬢だからか、裏社外では私の首に多額の懸賞金がかけられている……らしい。
私を攫って西宮家に身代金を要求すれば、多分父様はいくらでも出してしまう。
悪い人たちからすればとんでもない額を手に入れることができるわけだ。
そんなわけで、移動の時はいつも類が一緒だし、いつ誰に狙われるか分からないから、昔から公共交通機関にはほとんど乗ったことがない。
まぁそのお陰で、今まで危険な目に遭ったことは一度もないんだけど。