契約シンデレラ
真夜中に車を飛ばし、自宅マンションへと帰ってきた。
玄関を入り廊下を抜けリビングに入ったところで、俺は違和感に気づいた。

「あれ」

なんだか景色が違う。
なんだろうこの違和感はと首をひねってから、周囲を見渡しああそうかと気がついた。
部屋に置かれていた晶の私物が消えている。

「嘘だろ」
怒りよりもまず呆れた。

その後家中を見回してみたが、晶が使っていた物は全て片付けられていた。
俺はベッドに座り込んで1人頭を抱えた。
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