契約シンデレラ
契約は有効だ
「それで、どうするんですか?」
面接も終わり理央のアパートへ帰ろうと思っていた私は、なぜか龍ヶ崎建設の最上階にある社長室にやって来ていた。
もちろん無理やり連れてこられたわけではなく、私は自分の意志でここまで来たのだが・・・
「そのうち母にも説明するから、しばらく話しを合わせてもらうと助かる」
「はあ・・・でも・・・」
圭史さんとお母様の親子喧嘩みたいな状況に出くわしてしまった私は、「あの時の契約はまだ有効だよね?」と囁いた圭史さんに頷いてしまった。
約束を途中で放棄したのは間違いないし、その後ろめたさもあって「違います」とは言えなかったのだ。
まさか圭史さんが「彼女が僕のパートナーですよ」なんて言い出すとは思ってもみなかった。
そして、その言葉を聞いたお母様の顔が本当に怖くて、私は固まってしまった。
面接も終わり理央のアパートへ帰ろうと思っていた私は、なぜか龍ヶ崎建設の最上階にある社長室にやって来ていた。
もちろん無理やり連れてこられたわけではなく、私は自分の意志でここまで来たのだが・・・
「そのうち母にも説明するから、しばらく話しを合わせてもらうと助かる」
「はあ・・・でも・・・」
圭史さんとお母様の親子喧嘩みたいな状況に出くわしてしまった私は、「あの時の契約はまだ有効だよね?」と囁いた圭史さんに頷いてしまった。
約束を途中で放棄したのは間違いないし、その後ろめたさもあって「違います」とは言えなかったのだ。
まさか圭史さんが「彼女が僕のパートナーですよ」なんて言い出すとは思ってもみなかった。
そして、その言葉を聞いたお母様の顔が本当に怖くて、私は固まってしまった。