放課後の片想い
これがコスメという物なのね。。


なんだかとてもキラキラしていて、私なんかが使っていい物なのか…と思ってしまう。



「日和、今コスメ何か使ってる物ある?」


「え…全くないです…」


「そうなんや。じゃあまずはシャドウやマスカラやね♪」



女友達との買い物。

ううん、桜ちゃんとの買い物。


楽し過ぎる。





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「よし!これから試そう!」


アイシャドウやマスカラなどを買って、今はデパートのメイクルーム。



「もしよかったら今日は私がメイクしていい?」

「うん!!ぜひ!!!」


「ありがとう♪日和のメイク後楽しみ過ぎるー!!」


私もすごくドキドキワクワク。




桜ちゃんが私にメイクをしてくれている。


やわらかいパフで肌を整えてくれて、色に悩みまくった結果ブラウンにしたアイシャドウ、そしてマスカラと私に魔法をかけていってくれている。





「よし!出来たー♪」


目を開けて鏡を見ると


「え…私…?」


目の前に映るのは本当に私?



「日和、やっぱり可愛いー♡♡」


まつげがすごく長くなってるし、目元もキラキラしていて…

私じゃないみたい。




嬉しい…!!


「桜ちゃん、ありがとうー!!」


わーん!!と泣きながら桜ちゃんに抱きつく。



「日和ー!嬉しいけど泣いたらメイク取れるからー!」


早速やらかす私。
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