放課後の片想い
大学生ぐらいの男が2人、声をかけてきた。
もちろん、完全無視。
「えー!なんで無視?」
「てか、お姉さんすごい濡れてない!?」
腕を触られた。
「やめて!」
思わず払いのけた。
「あのさ〜こんな時間にひとりでこんな所におるあんたが悪いんじゃないん?ちょっと話でもしよーや」
さっきより強い力で腕を引っ張られた。
怖いっ!!!!
「…やだ…!!」
バシッ!!
「申し訳ありません、お客様。僕の連れでして」
「か…とう…」
「お買い物されますか?」
表情?は一応笑っているけど、目が笑っていない加藤。
え!
こっちの方が怖っ!!!!
「男おるんだったら言えよなー!」
そう言いながら、男たちは消えていった。
「あ、加藤…ありが…」
「何してんの?こんな時間に」