放課後の片想い
「前川、もっと綺麗に書かないといけないぞ」
「わかりました!さようなら!」
担任の先生に適当過ぎる返事をして、急いで職員室を出る。
担任の先生は呆れた顔。
私には今そんなの関係ない。
職員室があるのは本館の1階。
私が目指す場所は隣の北館の4階。
走って登る階段。
運動不足な私は3階の時点ですでに息切れ。
「ハァハァ…あともう少し…」
4階にたどり着くと聴こえてきた音にホッとする。
大好きな音色が聴こえる。
北館は理科室やパソコン教室など、クラス以外の教室がある棟。
普段は部活などで放課後も賑わう北館。
でもノー部活デーの木曜日は誰もいなくて静まり返る。
そんな静かな4階に響くピアノの音色。
私の足音がその美しい音色の邪魔をしてしまいそうで、忍足で1番奥にある音楽室へと向かう。
「わかりました!さようなら!」
担任の先生に適当過ぎる返事をして、急いで職員室を出る。
担任の先生は呆れた顔。
私には今そんなの関係ない。
職員室があるのは本館の1階。
私が目指す場所は隣の北館の4階。
走って登る階段。
運動不足な私は3階の時点ですでに息切れ。
「ハァハァ…あともう少し…」
4階にたどり着くと聴こえてきた音にホッとする。
大好きな音色が聴こえる。
北館は理科室やパソコン教室など、クラス以外の教室がある棟。
普段は部活などで放課後も賑わう北館。
でもノー部活デーの木曜日は誰もいなくて静まり返る。
そんな静かな4階に響くピアノの音色。
私の足音がその美しい音色の邪魔をしてしまいそうで、忍足で1番奥にある音楽室へと向かう。