放課後の片想い
鈴原くんの力がまた強くなる。


「嫌な事言わせてほんまにごめん…！」


「むっちゃワガママなんはわかってるんやけど、俺は日和とこれからも一緒にいたいねん」



まさかの言葉が聞こえてきた。



「辛い思いさせる時もあるかもしれへん、そばにいれなくて支えてあげれへん事もあるかもしれへん」


私もぎゅっと鈴原くんを抱きしめる。



「やけど、俺は日和とずっと一緒にいたい。むっちゃ好きやから」



涙が止まらない。


「こんな俺と一緒にいてくれる？」



「いてください…」


やっと言えた。


大好きな鈴原くん。


「どれぐらい行っちゃうのかなとか…それでも私といてくれるのかなとか…いっぱい思っちゃって…応援したいのに…」


「うん」


「鈴原くんに迷惑かけたくないのに…」


顔をグイッと上に向けられた。



「全部言って。俺に何でも言って。迷惑なんか思った事ないから」



優しく指で私の涙を拭ってくれる。


「ワガママな自己中な俺やけど、これからも一緒にいてください」



「はいっ！」

私はいつの間にか笑えるようになっていた。



「ほんまに大好き」

そう言って優しくキスをしてくれた。
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