放課後の片想い
大きな瞳で見られて、なんだかより緊張する。


「先に注文したいんやけどいい?」



「「「はい……??」」」


予想外の返答に3人とも拍子抜け状態。



ベルで店員さんを呼ぶ。


「あたしから頼んでもいい?」


「はっはい!どうぞ!」


言われるがまま、承諾をする。



店員さんがやってきた。


「ご注文をお伺いいたします」


「ミートドリアとハンバーグステーキといちごパフェ、それに白玉あんみつお願いします」



ん??


「あっアイスティーもください」


私たちの分も頼んでくれたのかな?



「あなたたちは?何にする?」


えーーっと…


「俺は…アイスコーヒーを」

「……私はアイスカフェラテをお願いします」


私はまだ放心状態になっていた。


「日和!現実戻ってきて!注文は?」

「わっ!!」

桜ちゃんの声でハッとする。


「すみません!私もアイスティーをお願いします」


「かしこまりましたー」


店員さんが去っていった。



「それで話なんやけど…」


「ちょっと待って」


荒木さんが話しだしたのを桜ちゃんが止めた。



「さっきは…私たちの分も頼んでくれた感じかな…?」

「何が?」

「メニュー。パフェとか」

「?全部あたしが食べたいやつやけど?」



どーーーーーーん



私たち3人は何か強い衝撃をくらった感じになった。
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