放課後の片想い
京都trip 悠×彗
〜♪
「もしもし」
「おー、今いける?」
「あぁ。コンクールお疲れ様。すげー感動した」
「来てくれてありがとう」
悠からの電話。
「どうした?」
「急やねんけど、明日と明後日さぁ終日空いてたりする?」
「終日?別にいけるけど。何かあった?」
「じゃ、明日9時に待ち合わせな。着替えだけ持ってきて。詳しくはメッセージ送るわ」
「は?おいっ」
電話は切れてしまった。
なんなんだよ。
どっか行くのか?
次の日。
悠から指定されたのは新幹線乗り場の改札前。
どこ行く気なんだよ。
「おはよ!わりー!待たせて」
「おはよ…ってお前、マジでどこ行くの!?」
「まぁまぁ。新幹線乗ってからゆっくり話すわ」
悠に渡されたチケットで新幹線に乗る。
「京都!?」
「そっ♪京都旅行、付き合ってよ♪」
「しかも男2人かよ」
「意外とおもろいかもよ?」
悠が何考えてるかわからない。
でも
車内で駅弁食べたり、他愛無い話をしたり、寝たり……
俺、楽しんでる!!!
「あっという間に京都だな」
「せやろ?思ったより近いねん」
伸びをしている悠。
「なぁ」
「うん?」
「なんで京都なんだよ?」
悠はニッと笑って
「秘密」
と言った。
「俺、行きたいとこあるねん」
なんとなくわかる。
だけど、今はまだ言わなくていいんだよな。
ちゃんと、お互いあとで話せる。
わかってる。
「よし!!こうなったら京都、徹底的に楽しむぞ!」
「俺の行きたいところ優先ね?」
「悠、関西いたんだし来た事あるだろー!?」
「あんまないねん。だから、俺優先」
出た。Sな俺様性格。
「はいはい」
「行こうぜ」
こんなのも悪くない。
食べ歩きしたり、神社巡ったり…
嵐山まで来てる。
「なぁ、、俺らカップルみたいじゃね?」
「そうかもしれへん」
バカらしくてお互い笑ける。
こんな事で笑える友達は悠と加藤だけやろな。
「清水寺行きたいんだけど」
「ええで。行こっか」
8月の京都。
暑過ぎる。
その中での清水寺までの坂はなかなか堪える。
「もうへばったんや?」
「へばってないし」
こんな事で競うのも、まだまだ子どもの証拠。
暑い中頑張ってたどり着いた景色は最高。
「なぁ…日和と見るつもりだったんだろ?」
「今それ言う?」
悠はケラケラ笑ってる。
なぁ、なんで俺を誘ったの?
「秋は紅葉が綺麗なんやで」
「有名だもんな」
「excuse me, Which way should I go to get here?」
さすが京都!!
外国人の観光客が多くて、話しかけられた。
「Go straight here and turn right at the next corner, and you'll get there.」
すご……
悠が英語で応えてる。
「Thank you〜.」
「お前、いつの間にそんな話せるようになったんだよ」
「まだまだカタコトやで。留学の為に少しずつ語学やってるんよ」
「すげーな、お前は…」
「いや…俺は大事なもの守れてないから」
「ゆ…」
「ホテル行こうや。結構ええとこ取ったんやで」
なんだよ
そんな顔すんなよ
無理して笑うなよ
俺はどうしたいんだ。
「もしもし」
「おー、今いける?」
「あぁ。コンクールお疲れ様。すげー感動した」
「来てくれてありがとう」
悠からの電話。
「どうした?」
「急やねんけど、明日と明後日さぁ終日空いてたりする?」
「終日?別にいけるけど。何かあった?」
「じゃ、明日9時に待ち合わせな。着替えだけ持ってきて。詳しくはメッセージ送るわ」
「は?おいっ」
電話は切れてしまった。
なんなんだよ。
どっか行くのか?
次の日。
悠から指定されたのは新幹線乗り場の改札前。
どこ行く気なんだよ。
「おはよ!わりー!待たせて」
「おはよ…ってお前、マジでどこ行くの!?」
「まぁまぁ。新幹線乗ってからゆっくり話すわ」
悠に渡されたチケットで新幹線に乗る。
「京都!?」
「そっ♪京都旅行、付き合ってよ♪」
「しかも男2人かよ」
「意外とおもろいかもよ?」
悠が何考えてるかわからない。
でも
車内で駅弁食べたり、他愛無い話をしたり、寝たり……
俺、楽しんでる!!!
「あっという間に京都だな」
「せやろ?思ったより近いねん」
伸びをしている悠。
「なぁ」
「うん?」
「なんで京都なんだよ?」
悠はニッと笑って
「秘密」
と言った。
「俺、行きたいとこあるねん」
なんとなくわかる。
だけど、今はまだ言わなくていいんだよな。
ちゃんと、お互いあとで話せる。
わかってる。
「よし!!こうなったら京都、徹底的に楽しむぞ!」
「俺の行きたいところ優先ね?」
「悠、関西いたんだし来た事あるだろー!?」
「あんまないねん。だから、俺優先」
出た。Sな俺様性格。
「はいはい」
「行こうぜ」
こんなのも悪くない。
食べ歩きしたり、神社巡ったり…
嵐山まで来てる。
「なぁ、、俺らカップルみたいじゃね?」
「そうかもしれへん」
バカらしくてお互い笑ける。
こんな事で笑える友達は悠と加藤だけやろな。
「清水寺行きたいんだけど」
「ええで。行こっか」
8月の京都。
暑過ぎる。
その中での清水寺までの坂はなかなか堪える。
「もうへばったんや?」
「へばってないし」
こんな事で競うのも、まだまだ子どもの証拠。
暑い中頑張ってたどり着いた景色は最高。
「なぁ…日和と見るつもりだったんだろ?」
「今それ言う?」
悠はケラケラ笑ってる。
なぁ、なんで俺を誘ったの?
「秋は紅葉が綺麗なんやで」
「有名だもんな」
「excuse me, Which way should I go to get here?」
さすが京都!!
外国人の観光客が多くて、話しかけられた。
「Go straight here and turn right at the next corner, and you'll get there.」
すご……
悠が英語で応えてる。
「Thank you〜.」
「お前、いつの間にそんな話せるようになったんだよ」
「まだまだカタコトやで。留学の為に少しずつ語学やってるんよ」
「すげーな、お前は…」
「いや…俺は大事なもの守れてないから」
「ゆ…」
「ホテル行こうや。結構ええとこ取ったんやで」
なんだよ
そんな顔すんなよ
無理して笑うなよ
俺はどうしたいんだ。