放課後の片想い
「えっっ…」
気付けば私は鈴原くんに抱き上げられていた。
えっとこれは…
まるでお姫様抱っこ。
「ちょっと鈴原くん…‼︎」
「俺が連れて行ってきます。桜、お前もついてこい」
「言われなくても行くわ!」
「鈴原くん、大丈夫だから降ろして」
「少し黙っといて」
私は足の痛みなんかより、抱き上げられている鈴原くんの腕から伝わる体温にドキドキが止まらなくなっていた。
—————————————————————
「また先生、おらへんやん!」
「桜、先生呼んでこい」
「命令せんといてー!」
そう言いながら、桜ちゃんは保健室を出て行った。
鈴原くんはベッドにゆっくりと私を降ろしてくれた。
「あの…ありがとう」
「大丈夫か?」
「うん、全然大丈夫。重かったよね?本当にごめんね」
すると私の頭をクシャッとして
「軽すぎるぐらい。ちゃんと食べてんの?」
あの優しい笑顔を見せてくれた。
あ、涙出てきちゃう。
「どうしたん!?やっぱ結構痛いんやな」
「ううん、大丈夫だから」
あんな言葉気にしない。
今の私は中学の頃とは違う。
鈴原くんがいる。
桜ちゃんがいる。
それだけでいいんだ。
絶対負けないんだ。
気付けば私は鈴原くんに抱き上げられていた。
えっとこれは…
まるでお姫様抱っこ。
「ちょっと鈴原くん…‼︎」
「俺が連れて行ってきます。桜、お前もついてこい」
「言われなくても行くわ!」
「鈴原くん、大丈夫だから降ろして」
「少し黙っといて」
私は足の痛みなんかより、抱き上げられている鈴原くんの腕から伝わる体温にドキドキが止まらなくなっていた。
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「また先生、おらへんやん!」
「桜、先生呼んでこい」
「命令せんといてー!」
そう言いながら、桜ちゃんは保健室を出て行った。
鈴原くんはベッドにゆっくりと私を降ろしてくれた。
「あの…ありがとう」
「大丈夫か?」
「うん、全然大丈夫。重かったよね?本当にごめんね」
すると私の頭をクシャッとして
「軽すぎるぐらい。ちゃんと食べてんの?」
あの優しい笑顔を見せてくれた。
あ、涙出てきちゃう。
「どうしたん!?やっぱ結構痛いんやな」
「ううん、大丈夫だから」
あんな言葉気にしない。
今の私は中学の頃とは違う。
鈴原くんがいる。
桜ちゃんがいる。
それだけでいいんだ。
絶対負けないんだ。