放課後の片想い
ほんの数秒だろうけど、とても長く感じた無言の間。
はは…そうだよね。
都合良く挨拶なんて、こんな簡単にしてもらえるわけないよね。
めげない。
めげないんだから。
席につこうとすると
「おはよう!前川さん!」
窓側から聞こえた女の子の声。
「おはようー!」
そしてその隣の女の子も。
「おはよー。前川、髪くくってんじゃん」
男子からも。
わぁ。
私、泣きそう。
「…ありがとう…」
ゴニョゴニョと言って席に着く。
「日和、やったね!」
私の事なのに自分の事のように喜んでくれる桜ちゃん。
「うん。ありがとう」
ほんの1歩だけど、前に進めたかな?
「鈴原、いつまでいんの?」
加藤くんの言葉でハッと我に帰る。
「あ!鈴原くん。ごめん!」
「なんで日和が謝るん?」
自分の事に夢中で鈴原くんをほったらかしにしてしまってたように感じた。
「今日は付き合ってからの初一緒に登校やね♪」
その桜ちゃんの言葉に教室がざわめく。
「桜ちゃん…‼︎声大きいよ‼︎」
「えー!!やっぱり鈴原くんと前川さん付き合ってたの!?」
「どうしてどうして!?」
「前川ーやるなぁ」
私の周りに人がたくさん集まってきた。
こんなの人生で初めてかも。
はは…そうだよね。
都合良く挨拶なんて、こんな簡単にしてもらえるわけないよね。
めげない。
めげないんだから。
席につこうとすると
「おはよう!前川さん!」
窓側から聞こえた女の子の声。
「おはようー!」
そしてその隣の女の子も。
「おはよー。前川、髪くくってんじゃん」
男子からも。
わぁ。
私、泣きそう。
「…ありがとう…」
ゴニョゴニョと言って席に着く。
「日和、やったね!」
私の事なのに自分の事のように喜んでくれる桜ちゃん。
「うん。ありがとう」
ほんの1歩だけど、前に進めたかな?
「鈴原、いつまでいんの?」
加藤くんの言葉でハッと我に帰る。
「あ!鈴原くん。ごめん!」
「なんで日和が謝るん?」
自分の事に夢中で鈴原くんをほったらかしにしてしまってたように感じた。
「今日は付き合ってからの初一緒に登校やね♪」
その桜ちゃんの言葉に教室がざわめく。
「桜ちゃん…‼︎声大きいよ‼︎」
「えー!!やっぱり鈴原くんと前川さん付き合ってたの!?」
「どうしてどうして!?」
「前川ーやるなぁ」
私の周りに人がたくさん集まってきた。
こんなの人生で初めてかも。