【完】生贄少女は冷酷暴君に甘く激しく求愛されて
直後、琥珀くんの瞳に劣情の色が灯り、そして深く唇を奪われていた。
「ん、んぅ……」
シーツの上で両手に指を絡められ、より近くに琥珀くんを感じる。
より深く濃密になっていく熱の交換。
でも決してひとりよがりの乱暴じゃない。
大切に慈しむように熱を伝えてくれる。
そういえば琥珀くんはいつだって意地悪で私を振り回すけど、一度も乱暴にされたことなんてなかった。