【完】生贄少女は冷酷暴君に甘く激しく求愛されて




どれくらい意識を失っていたんだろう。


「ん……」


頬になにかが触れて、不意に意識が浮上した。


「お目覚めかな、眠り姫」


煙草を吸いながら、私の頬を撫でる人――。

視界に飛び込んできた見知らぬ人の顔に、私は慌てて飛び起きた。

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