君に恋した俺の負け。

数分もせずに店から出てきた。
小さな箱を持っているがいいのが出るといいなと思っていると
何故かあの子は俺が座っているソファーの2つ隣りに座ってガサガサと小さな箱を空けはじめた。

「はぁ…当たんないよなぁ…ラバストなんて確率的に8分の1だしなぁ…」
ラバスト?なんだそれは…8種類あるのか…
それに加え欲しいのは1つなのか…。
何とも辛いな。
力になれないものだろうか…。

「…え?…待って待って」
当たったか?
隣にいるのでガン見出来ない…クソ…
可愛い顔を見ていたい…

「あー!違う…6番だぁ…」
なんだ、違うのか…
俺までソワソワしてしまう。
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