どんな君でも愛してる
そう言うと、私の顎を捉えてキスをした。
「……ん……」
どんどん深いキスになり、彼は私をベッドに横たえた。私はびくりとした。彼は唇を離して私の顔を至近距離で見て頬をなでた。
「大丈夫……。何もしないよ……おびえるな。こうやっていつもおびえていたんだろ。かわいそうに怖かったんだな。俺は君の様子を見て手を出すよ。嫌ならいつでも撤退する。安心しろ。だからって君から離れて遠くへ行ったり、他へ目移りはしない」
「いつか……」
「なんだ?」
「もし、すべてを見たときに、やっぱりダメだなと思ったら本当のことを後でメールして。その時は言わないで。でも教えてほしいの。黙って私の前から消えないでくれる?」