どんな君でも愛してる

「凛花わかった。とりあえず約束する。でもそれはないけどね。約束しておかないといざそうなったとき安心できないんだろ」

「うん」

 彼は私に覆いかぶさり、耳元でささやいた。

「凛花、好きだよ」

「……え?」

 そう言うと、キスをしながら私の身体を撫でた。

「さあ、今日のスキンシップはこれでおしまい。約束通り、君がいいと言うまでは傷を見たりしない。そして、それだからと言って君から離れたりはしないよ。だって、いつか……全部もらえるはずだからね」

 そういって、私を抱き寄せすぐに解放した。
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